連続テレビ小説「なつぞら」が終了して疑問に残った事

本日、連続テレビ小説なつぞら」が終了しましたが、どうしても疑問に残った事がありました。

僕だけかもしれませんが、少し聞いてほしいのです。

柴田牧場の方向性について

前回の話で、牛舎の拡張をしたいと願う「照男兄ちゃん」でしたが、拡張に伴い牛の乳しぼりの効率を良くし、多頭飼いの方向性、機械に頼った酪農路線に突き進んでいく様子でした。

しかし、十勝に大雨が降り、停電になってしまって搾乳機が使えない状況になりました。

照男兄ちゃんは、搾乳機や牛乳を冷やす機械が動かないと牛乳が売り物にならないので、知り合いから発電機を借りようと電話をしますがダメでした。

牛は決まった時間に乳を搾ってあげないと乳房炎になってしまう恐れがあることはもちろん、「牛は毎日同じ時間に乳を搾ってやらないと・・・。」という大樹さんの牛に対する思いから「なつ」や搾乳をしたことのない「ゆみこ」までも手での搾乳をすることになりました。

何とか搾乳を終え、アイスクリーム屋さんを開いていたスペースにもともとあった、牛乳の大きな容器を水で冷やす設備で、少量ながら牛乳も出荷できたようです。

この話は、「機械化で大きくやっても、いざという時に大変な思いをする。だから大きくやるよりも自分たちが牛を見れる範囲で抑えるべきだ。」という事だと思いますが、最終回で、「なつ」や「さいたろう」などの方向性やこれからのこともわかりましたが、柴田牧場の方向性は不明のままでした。

どちらにもとれるようにしたのかもしれませんが、大樹さんの気持ちとしては「牛をきちんと見れないのならば、牛を増やすべきではない。」と思うので、柴田牧場は「すべての牛に手が届く範囲での牧場経営」になっていくのだと思います。

こういう問題は、難しいですからテレビでは描けなかった部分だと思います。

次の朝ドラにも期待です!